しかし、ミャンマーの国内旅行市場はすでにツアー旅行一辺倒ではなくなっており、多様化と競争の段階に入っているとの見解もある。現地誌フロンティア・ミャンマーによると、15年頃からは消費者の意識の変化が顕著になり、会員制交流サイト(SNS)などでのパッケージツアーの宣伝が急減した。
ヤンゴンの旅行業経営者は「最近では個人の趣向に合わせた旅行を希望する消費者が増えた」と指摘する。短期間に予定を詰め込んだツアーよりも、自由時間を重視する傾向が強まったとの見解だ。これに伴い、旅行業者にもより多様なサービス提供が求められるようになっているという。
UMTAの幹部は「政府は観光といえば外国人旅行者しか念頭にない。しかし、国内旅行も観光業に多大な貢献ができる」と述べ、政府が国内観光の振興にも注力すべきだとの認識を示した。(シンガポール支局)