ホワイトハウス高官は、中国による知的財産権の侵害は「米国の企業に損害を及ぼしているだけでなく、安全保障の脅威にもなっている」と強調。被害を食い止めるために「適用可能な全ての対応策」を検討する方針を明らかにした。
ただ、世界貿易機関(WTO)の紛争解決手続きを経ずに、国内法に基づいて一方的に制裁を発動することは、WTOが定める貿易ルールを無視する形になる。日本を含む米国の主要な貿易相手国が、トランプ政権の通商政策に一段と懸念を強める可能性がある。
USTRは2010年にも、中国政府が風力や太陽光などの新エネルギー関連製品の国内メーカーを不当に保護しているとして、301条に基づく調査を実施した。ただ、ロイター通信によると、1995年のWTO設立後、制裁発動に至ったケースはないという。(ワシントン 共同)