海外情勢

アメリカ、利下げ決意固まる公算 原油急騰で経済下振れリスク増 (1/2ページ)

 原油価格の急騰が米経済に与える直接的影響は小さいと見込まれるものの、世界的に高まるリスクの保険として、米連邦公開市場委員会(FOMC)は17、18日の会合で利下げを決定する決意を固める公算が大きい。

 FOMCは両日開催の会合で0.25%の利下げを決めると広く予想されている。サウジアラビアの主要石油施設への先週末の攻撃後に原油価格は急騰したものの、エコノミストらは見通しを変えていない。

 この衝撃はインフレ率への上昇圧力を意味するかもしれない。ただ、米金融当局はむしろ米貿易政策をめぐる不透明感や世界経済減速といった米経済が既に直面する下振れリスクのリストにこれを追加する可能性の方が高い。

 マクロポリシー・パースペクティブズ創業者のジュリア・コロナド社長は「地政学的な環境がいかに緊張をはらみ不確実であるかを思い出させる効果が主にあろう。リスク管理とは行き過ぎたり動揺したりしないで済むための段階的アプローチを意味する。慎重に動き、入ってくる情報を判断することが最も望ましい」と述べた。

 エコノミストによると、政策担当者らはサウジの石油施設攻撃より前に金利予測を提出済み。状況の急激な変化を踏まえ、今週見通しを変えることには慎重になる公算が大きいという。

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