海外情勢

EUの大使級会合 英離脱延期を全会一致で支持、期間は決まらず

 英国を除く欧州連合(EU)加盟27カ国は23日、ブリュッセルで大使級会合を開き、英国が要請した離脱期限の延期を全会一致で支持した。事情に詳しい外交当局者2人が明らかにした。

 この会合では最終的な決断は下されず、予備的な話し合いとなった。期限の延期では一致したが、期間については決まらなかったと関係者は述べた。英国の要請は3カ月の延期だが、フランスは11月15日までの短期間の延期を唱えているという。大使級会合は25日に再び開催されることが決まった。

 当局者によると、トゥスクEU大統領(常任議長)は25日に決定を下す可能性が高い。その際、トゥスク氏は延期期間を発表するか、もしくは27カ国のコンセンサスが得られなかった場合にはEU首脳会議を招集する。

 EUは来年1月31日までの離脱期限延期を認め、期限前の離脱も可能とする案が引き続き最もあり得るシナリオだと同当局者は述べた。

 EUが離脱延期を承認した場合、ジョンソン英首相は法によりこの受け入れが義務付けられている。

 ブルガリアのボリソフ首相はテレビ取材に対し、合意なき離脱のリスクを回避するためEUは今後も延期を認め続けると語った。同首相は「英国にチャンスを与えない可能性はない」と言明し、合意なき離脱となれば「ビザ制度や関税同盟、共同市場がどのような事態になるかを想像してほしい」と述べた。

 その上で、「私の友人であるメイ前英首相は今、最も笑いが止まらないだろう。なぜなら、ジョンソン首相がかつて彼女に対して取った行動が、そっくりそのまま自らの身に降りかかり、悩ませているからだ」と発言。「そうして『延期』、また『延期」、またまた『延期』を繰り返す。この先、90年でも100年でも同じことをし続ける」と述べた。(ブルームバーグ Nikos Chrysoloras、Jonathan Stearns)

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