海外情勢

韓国GDP、コロナで1.4%減 金融危機以来の大幅マイナス

 韓国銀行(中央銀行)が23日発表した今年1~3月期の国内総生産(GDP)は前期比1.4%減となった。減少率は予想を下回ったが、新型コロナウイルス感染拡大で個人消費と企業活動への打撃が生じ、2008年の世界的な金融危機以来の大幅なマイナス成長となった。

 前年同期比では1.3%増と予想を上回った。ブルームバーグによるアナリスト調査では前期比1.5%減、前年同期比は1%増と予想されていた。

 民間支出は前期比6.4%減と、1998年のアジア金融危機以来の大幅な減少。輸出は実質ベースで2%減、輸入も4.1%減った。一方、政府支出は0.9%増加し、設備投資は0.2%増、建設投資も1.3%増えた。企画財政省は、世界的なリセッション(景気後退)が深刻化する中、輸出依存型の韓国経済への影響が4~6月期に拡大する可能性があると指摘。先月の補正予算編成などにより、1~3月期のマイナス幅を縮小できたと分析した。

 DBファイナンシャル・インベストメントのストラテジスト、ムン・ホンチョル氏は「韓国は他の先進国より早く感染拡大を乗り越えた」とした上で、「4~6月期に何が起きるかは、いかに迅速に刺激策が議会承認されるかに大きく左右される」との見方を示した。(ブルームバーグ Sam Kim)

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