海外情勢

米大統領は「安保より再選」 前補佐官のボルトン氏が批判

 ボルトン前米大統領補佐官(国家安全保障担当)は、トランプ大統領が国家安全保障より自らの再選を優先し、機密情報のレクチャーに関心を示さず、国際問題と自らの決定の影響について無知だったと語った。

 ボルトン氏は、トランプ大統領を痛烈に批判するホワイトハウス勤務時代の回顧録の発売を前にABCニュースのマーサ・ラダッツ氏とのインタビューに応じ、「私の経験では、彼は多くを読むことがめったになかった。機密情報のブリーフィングは毎日行われるべきだが、恐らく週1、2回しか開かれなかった」と発言した。

 ボルトン氏は、トランプ氏の集中力が再選に関し「飽くことなく持続」したが、「国家安全保障になると、非常に残念だが、それを上回る集中力はなかった」と指摘。北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長に譲歩し、米韓合同軍事演習を中止したことは「愚か」であり、最初の米朝首脳会談後の記者会見に出席する記者の数で頭がいっぱいだったと批判した。

 ボルトン氏は2020年米大統領選について、トランプ氏にも、民主党候補の公認指名が確実なバイデン前副大統領にも投票しない意向を明らかにした。

 別の英紙テレグラフとのインタビューでは、「16年はヒラリー・クリントン氏でなく、トランプ氏に投票した。この大統領を間近で見てきた今、再びこれを行うことはできない。私が懸念するのは国であり、彼は私が支持したいと考える共和党の理念を代表していない」と述べた。(ブルームバーグ Daniel Flatley、Alex Wayne)

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