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初心者でも簡単に外国株式に投資できる、たった2つのルールとは

 初心者でも簡単に外国企業に投資できる2つのルール

 株式投資にギャンブルのようなイメージを持つ人もいます。たしかに日々動く株価を短期で追いかける場合には、そうした側面があるかもしれません。しかし、株式投資は本来“企業に投資”することです。成長が見込める企業に出資して、その見返りに配当(インカムゲイン)を受け取ったり、株価が値上がりしたときに売却益(キャピタルゲイン)を獲得したりします。企業選びを間違えなければ、中長期で安定した利益を確保することが可能です。

 私がいつもアドバイスしているのは、「本業でしっかり稼いでいる企業」に投資すること。言い換えれば「できるだけ低リスクで収益力が期待できる企業」となります。実際には、どうやってよい企業を見つければいいのでしょうか。

 日本には優れた企業がたくさんあります。しかし、グローバル化が進んだいまは、世界中から優秀な企業を見つけて投資するほうが理にかなっています。そこで、外国企業の中から投資先を選ぶ際には2つのルールがあります。

 サッカー代表選手を選ぶ感覚で

 1つは「代表平均株価」です。これは、各国の代表企業の株価から計算した株価指数のことで、日本なら日経平均株価、米国にはNYダウ(ダウ平均株価)があります。指数に採用された企業は、サッカーの「日本代表選手」「米国代表選手」のような存在です。外国企業の中から投資先を選ぶのであれば、米国の「NYダウ」やドイツの「DAX」から選べば、大きく間違えることはありません。

 そしてもう1つは「時価総額」の大きい企業です。時価総額は企業の価値を評価する指標として知られています。ランキング上位の企業は間違いなく、優良企業。たとえば日本企業のトップはトヨタ自動車で19兆円程度ですが、米国トップのマイクロソフトは140兆円ほどあります。こうした超グローバル企業への投資を検討したいところです。

 表は、2つのポイントの具体例を示したものです。1はNYダウの時価総額トップ5、2は先進国代表企業の時価総額トップ5です。先進国の代表企業には、アマゾン、グーグル、フェイスブックがランクインしています。しかし、NYダウには入っていません。この3社は急激に成長したため、NYダウに採用してしまうと、それまでの指数と大きな乖離(かいり)が生じてしまいます。そこで採用が見送られているのです。

 NYダウのような代表平均株価に採用された企業だけに着目していると、有望企業を見逃してしまうことがあります。そこで代表平均株価と先進国の代表企業を時価総額でチェックしておく必要があるのです。実際に投資する際には、少数の企業に投資するのではなく、多くの企業に分散投資をしたほうがリスクは小さくなります。私のお薦めは「代表選手」にまるごと投資する方法です。ただ、NYダウにしても採用銘柄が30社ありますから、すべての株式を買うとなると、手間と資金力が必要です。

 そこで検討したいのは代表平均株価に連動したインデックスファンドへの投資です。外国企業への投資を前提にすると、MSCIKOKUSAI指数と連動するファンドがあります。この指数は日本を除く先進国の代表企業約1300社で構成されています。NYダウには含まれないアマゾンやグーグルも含まれています。この指数に連動するファンドは確定拠出年金やNISAのメニューにも必ずあります。1本を購入するだけで先進国の代表企業に軒並み投資が可能です。税制優遇も使いながら検討するとよいでしょう。

 

 井澤 江美(いざわ・えみ)

 ファイナンシャルプランナー

 家計の総合相談センター代表取締役。マネーリテラシー研究所代表取締役。CFP認定者、MBA取得。年1000回のセミナー、1万世帯の家計相談を担当。

 

 (ファイナンシャルプランナー 井澤 江美 構成=向山 勇 写真=iStock.com)(PRESIDENT Online)

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