海外情勢

米地区連銀経済報告 昨年終盤に緩慢な拡大兆候、雇用の伸び減速

 米連邦準備制度理事会(FRB)が13日公表した地区連銀経済報告(ベージュブック)によれば、経済活動は昨年終盤に緩慢なペースで拡大した兆候が見られた。

 ただ新型コロナウイルスの感染再拡大が影響し、雇用の伸びは減速した。

 一部地区について、小売売上高と娯楽・ホスピタリティーサービス需要の減少を指摘した。主として最近の新型コロナ感染者急増と感染抑制措置の強化が背景にあるとしている。

 また「新型コロナワクチンへの期待から企業の間では2021年の成長に対する楽観が強まっているものの、最近のウイルス感染再拡大や短期的な事業環境への影響に対する懸念がそうした明るい見方を抑制している」と指摘した。

 新型コロナの新規感染者は昨年末から今年初めにかけて急増。冬の寒い時期に入ったことも相まって、人々の活動は低下した。

 ベージュブックによれば経済の活動状況は地域によって差があり、活動拡大を報告したところもあれば、ほぼ横ばいとする地域もあった。

 製造業はほぼ全地区で回復が続いた。新型コロナの感染拡大でサービスよりもモノへの支出が増えたことが背景にある。物価はほぼ全ての地区が「緩慢」な上昇を報告。建築資材を含む原材料コストは一段と上がった。住宅需要の強さが続いたことが背景にある。(ブルームバーグ Catarina Saraiva)

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