海外情勢

ごみ捨て場のトラ野生へ 露極東の村で犬襲い保護

 ロシア極東の沿海地方ダリネレチェンスクの村に出没し昨年12月に捕獲された絶滅危惧種のアムールトラ(シベリアトラ)が27日までに、野生に返された。村近くのごみ捨て場に群がる犬を襲い施設で保護されていた。

 保護施設アムールトラ・センターによると2~3歳の体重100キロの雌で、四つの村で犬を襲った。専門家チームが捕獲し、健康状態や村に出没した背景を調査。無許可でごみが埋められた村周辺の林に犬が集まっていたことから、施設のアラミレフ所長は「手軽な獲物を前に我慢できなかったのだろう」と話した。

 トラは母親の下を離れて間もなかった上、冬場で周囲に他に餌となる動物が少なかったとみられている。

 人里離れたシカやイノシシが多くすむ自然保護区にトラックで運ばれ、野生に回帰。首には衛星利用測位システム(GPS)装置が付けられ、新たな環境への適応状況を追跡する。(共同)

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