国内

米長期金利上昇は回復期待 財務長官、インフレ否定

 イエレン米財務長官は5日、最近の長期金利上昇は金融市場のインフレ懸念ではなく、米経済の力強い回復への期待が引き起こしたものだとの考えを示した。新型コロナウイルスの感染拡大前の雇用情勢を取り戻すには総額1兆9千億ドル(約200兆円)の追加対策が不可欠と強調。議会上院に早期の可決を求めた。

 米公共放送(PBS)のインタビューに答えた。イエレン氏は「金融市場が、連邦準備制度理事会(FRB)が掲げる2%目標を上回るインフレ率の上昇を予測しているとは思えない」と述べ、懸念を否定した。 その上で、雇用情勢は改善しつつあるものの、現在のペースでは、新型コロナ以前の水準に戻るまでに2年以上かかると指摘。「迅速な回復のためには大きく行動することが必要だ」と述べ、巨額対策へ理解を求めた。 労働省が5日発表した雇用統計では2月の失業率は6・2%に低下。ただ、イエレン氏は仕事を探すのをあきらめた人が多数おり、実態を反映していないと分析した。(共同)

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