国内

2月求人倍率5カ月ぶり悪化、0.01ポイント低下の1.09倍 感染拡大影響

 厚生労働省が30日発表した2月の有効求人倍率(季節調整値)は、前月比0.01ポイント低下の1.09倍だった。悪化は昨年9月以来5カ月ぶり。求職活動を再開する動きが見られる一方、新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言の影響で、宿泊・飲食サービス業や生活関連サービス・娯楽業の分野の求人が大きく落ち込んだ。

 総務省が同日発表した2月の完全失業率(季節調整値)は、前月と同じ2.9%で横ばい。男女別では、男性が0.1ポイント改善の3.1%で、女性は0.2ポイント悪化の2.8%だった。

 完全失業者数は前年同月比35万人増の194万人で、13カ月連続の増加。休業者も32万人増の228万人となった。総務省の担当者は「雇用情勢の急激な悪化は見られず、影響は対人サービスなど特定業界に集中している」と分析している。

 新規求人は前年同月比14.6%減の76万6349件。減少幅を産業別に見ると、居酒屋などの宿泊・飲食サービス業が前年同月比41.0%減。クリーニングなどの生活関連サービス・娯楽業と卸売・小売業が、それぞれ23.2%減った。公共事業や感染対策の需要が後押しした建設業は10.0%の増加となった。

 有効求人倍率は求職者1人当たりの求人数を示す。地域別で最も高かったのは福井県の1.55倍で、最も低いのは沖縄県の0.69倍だった。1倍を切ったのは0.86倍の北海道や0.94倍の兵庫県など10道府県。

Recommend

Ranking

アクセスランキング

Biz Plus