国内

訪日客消費額84%マイナス 20年試算値、2月国内宿泊は46%減

 観光庁は31日、訪日客による2020年の旅行消費額は前年比84.5%減の7446億円だったとの試算値を発表した。10年に調査を始めて以降、最少。新型コロナウイルス感染症の水際対策で訪日客が激減し、移動や宿泊、土産の需要が大幅に落ち込んだ。一方、今年2月に国内の旅館・ホテルに宿泊した日本人は前年同月比46.0%減の1761万人だった。

 滞在1年未満の外国人が出国する際、支出した額を聞き取るなどしている。訪日客激減で昨年4月以降は調査を停止しており、1~3月の1人当たり消費額と年間の訪日客データから金額を試算した。年間額を国・地域別にみると、中国が2536億円で最も多く、台湾1084億円、香港576億円と続いた。

 1人当たり消費額は前年比17.0%増の18万5413円で、過去最高だった。留学、ビジネス目的で日本に暮らしていた外国人が1年未満で急遽(きゅうきょ)帰国し、1~3月の調査対象となった結果、家賃や学費を申告し、試算の基になる消費額を押し上げたとみられる。

 日本人の国内宿泊は昨年11月、対前年同月比16.1%減にまで戻したが、緊急事態宣言の再発令で今年1月は49.7%減となり、旅行を控える動きが続いている。

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