海外情勢

インドで地方選開始 1億8700万人の有権者、モディ政権に審判

 インドで、有権者が計約1億8700万人に上る地方議会選が始まった。3月27日に2州の州議会選の投票が開始。4月にも別の2州と連邦政府直轄地ポンディシェリーで投票があり、開票は5月2日に一斉に行われる。5月末に2期目就任から2年となるモディ首相にとって、政権運営への審判となる。

 3月27日の2州は東部の大都市コルカタを抱える西ベンガル州と北東部アッサム州。4月の2州は南部タミルナド州とケララ州。

 地元メディアによると、新型コロナウイルス対策や、農家が激しく反発している農作物取引の自由化が主な争点。選挙戦では感染拡大の第2波の中にありながら、モディ氏のインド人民党(BJP)などが大規模集会を開き、批判も上がった。

 BJPはヒンズー至上主義団体が支持母体で、政権は反イスラム色の強い政策を実行し、多民族国家の分断を深めていると指摘される。周辺国から宗教的迫害を逃れてきた移民に国籍を与える改正国籍法でイスラム教徒が除外されたことをめぐり、アッサム州では2019年12月、抗議の市民と治安部隊が衝突、安倍晋三前首相の訪問が中止された。こうした政権の姿勢も争点となりそうだ。

 インドでは地方政党が力を持ち、前回16年の選挙でBJPはアッサム州でのみ第一党となった。(ニューデリー 共同)

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