海外情勢

中国が高炭素資産向けの投資制限 人民銀総裁、外貨準備投資で方針

 中国人民銀行(中央銀行)の易綱総裁は海南省で開かれた「博鰲(ボアオ)アジアフォーラム」でのパネル討論で、二酸化炭素(CO2)排出量の削減やグリーンエコノミーへの移行に向けた取り組みの一環として、外貨準備を用いた高炭素資産への投資を制限する方針を示した。

 この中で「外貨準備におけるグリーンボンド(環境債)の配分を引き続き増やし、高炭素資産への投資を制限する」と述べた。

 中国は気候変動が金融の安定や金融政策に及ぼす影響を時宜にかなった方法で評価するほか、中銀は「金融機関のストレステスト(健全性審査)に気候変動要因を体系的に組み込む」方法を現在検討していると、同総裁は付け加えた。

 中国政府はCO2排出量に関して2060年までにカーボンニュートラルを実現する目標を掲げている。中国は米国や欧州諸国などの先進国よりも目標達成に向けた時間が少ないと、同総裁は指摘した。(Bloomberg News)

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