海外情勢

ウィーワーク顧客需要回復 パンデミック前水準を超える

 シェアオフィス事業を展開する米ウィーワークは新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)の余波の中で需要の回復を目にしており、潜在的顧客からの問い合わせは全国的なロックダウン(都市封鎖)前の水準を上回っている。マルセロ・クラウレ執行会長がブルームバーグ・ビジネスウィークのバーチャル・サミットでのインタビューで明らかにした。

 同社に出資するソフトバンクグループの最高執行責任者(COO)も務めるクラウレ氏は「ウィーワークの現在のスペース需要はパンデミック前よりも強い」とコメントした。ウィーワークの広報担当者は、売上高がパンデミックによる落ち込みの後に回復したと述べ、「パンデミック前の水準に戻っている。売り上げのパイプラインは堅調だ」と説明した。

 クラウレ氏によると、コロナ禍によるシャットダウンでウィーワークは自社を「改革する」機会を得て、経費削減に動いたという。同社は3月のプレゼンテーションで、2021年の売上高(中国を除く)見通しを20年や19年と同水準の32億ドル(約3500億円)とした。

 現在、より多くの雇用主が柔軟なスケジュールで、時には遠く離れた場所にあるオフィスへの従業員の職場復帰を試みており、ウィーワークは受け入れ態勢を整えている。クラウレ氏は長期のリース契約に後ろ向きな企業が多く、ウィーワークの柔軟な契約条件の魅力が高まっていると指摘した。

 クラウレ氏は幅広い内容にわたったインタビューの中で、ソフトバンクGと創業者孫正義氏の次の動きなどについても質問を受けた。クラウレ氏はソフトバンクGの次期トップに誰がなる可能性があるのかについては言及を避け、孫氏だけがその答えを知っていると語った。

 ウィーワークと合併で合意している特別買収目的会社(SPAC)、ボウX・アクイジションの株価は18日、クラウレ氏の発言後に一時8%余り上昇した。(ブルームバーグ Sarah McBride)

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