海外情勢

北朝鮮の4月対中貿易は33億円 前月比倍増、必需品調達か

 中国税関総署が発表した4月の北朝鮮との貿易総額は前月比2.14倍の3059万9000ドル(約33億2700万円)だった。北朝鮮は昨年1月から新型コロナウイルス対策で国境を封鎖しているが、今年3月に貿易を一部再開した。経済難が深まり、中国から必需品を調達しているとみられる。

 ただ、北朝鮮は人の往来遮断は継続。輸送も船に限っているとみられる。4月の貿易総額は国境封鎖前の2019年4月比では12.6%にすぎず、貿易の正常化には程遠い状況だ。

 発表によると、中国から北朝鮮への輸出は前月比2.21倍の2875万1000ドルで、約6600万ドルだった昨年7月に次ぐ水準。内訳は明らかになっていない。今年3月は今の時期の農業に不可欠な化学肥料や殺虫剤、除草剤が8割を占めた。4月の北朝鮮からの輸入は41%増の184万8000ドルだった。

 中朝は中国・丹東と北朝鮮・新義州を結ぶ貨物列車の運行再開を調整しているが、実施は遅れている。北朝鮮関係者によると、北朝鮮側で輸入物資の消毒施設などの準備に時間を要していることが原因の一つという。(北京 共同)

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