海外情勢

不動産大手「中国恒大」の深刻さ浮き彫り 債権ストレステスト、当局が改めて指示

 中国の金融監督当局は、多額の債務を抱える不動産大手、中国恒大集団(チャイナ・エバーグランデ・グループ)の主要な債権者である金融機関などに対し、同社向け債権について新たなストレステスト(健全性審査)を実施するよう指示した。関係者が明らかにした。

 関係者によれば、国務院金融安定発展委員会(金融委)が率いる監督当局は最近、中国工商銀行(ICBC)を含む複数の銀行に対して、恒大集団に問題が生じた場合、資本や流動性にどのような影響が及ぶ可能性があるのかを調べるよう求めた。調査結果によって、当局が正式に何らかの行動を起こすかどうかについては分かっていない。

 監督当局が恒大集団へのエクスポージャー(リスクを伴う投融資)について銀行に報告を求めるのは今回が初めてではないが、中国政府の上位機関が改めて関与するということは、恒大集団の財務状況に対する懸念がそれほど深刻である可能性を示唆する。

 恒大集団はブルームバーグの質問に対し、当局による銀行へのストレステスト指示を否定したが、根拠は示さなかった。さらに同社の事業は通常通りであると改めて表明した。(Bloomberg News)

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