国内

小泉氏、岸田政権で脱炭素化「巻き返しあるだろう」

 小泉進次郎環境相は1日の記者会見で、自身が主導してきた脱炭素化政策の一部が岸田文雄新政権により見直される可能性に言及した。「それなりに(巻き返しが)あるだろう。それが権力闘争の現実だ」と述べた。

 その上で、10月に閣議決定を予定する中長期的な国の指針「エネルギー基本計画」(エネ基)をめぐり「(素案に盛り込まれた)『再生可能エネルギー最優先の原則』や『原子力発電の依存度低減』といった大きな方向性が曲げられるのは現実として考えられない」と牽制(けんせい)した。

 自民党政調会長に起用される高市早苗前総務相は、先の総裁選でエネ基の修正を掲げていた。

 小泉氏は2年間の環境相の取り組みを振り返って「もっとも激しくやり合ったのは石炭政策の見直しだった。戦わなければ、菅義偉首相が就任した当初に『カーボンニュートラル宣言』はなかった」と述べた。小泉氏は昨年7月、石炭火力発電所の輸出支援要件を厳格化する政府方針の決定に尽力した。

 「今後も立場を超えて環境行政を継続的に取り組んでいきたい」とも述べ、退陣する菅首相に対して「グリーンとデジタルという二つの大きな政策の柱を重要議題に掲げた。今はなかなか評価されなくても、将来、必ず(菅首相の功績が)振り返られる時期が来る」と語った。

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