スマホのウイルス対策万全に カスペルスキー、企業向けソフト
2011.10.14 05:00更新
セキュリティーソフト大手のカスペルスキー(東京都千代田区)は13日、企業向けにスマートフォン(高機能携帯電話)やタブレット端末に使うウイルス対策ソフト「エンドポイント・セキュリティー8 フォー・スマートフォン」を来月中旬ごろ発売すると発表した。導入を検討する企業に来年3月末まで無償提供し、顧客獲得を図る。
新発売のソフトは、OS(基本ソフト)に米グーグルの「アンドロイド」を採用したスマホやタブレット端末に加えて、パソコンにも対応させた。各端末のセキュリティーについて、設定状況を一元的に把握できる。端末を紛失した際に遠隔操作で使用できなくする機能や、各社のルールに応じUSB使用や交流サイト(SNS)への接続などを制限する機能も搭載した。
標準希望小売価格は1ユーザー当たり年間4050円から。無償キャンペーン中に100社、来年度中に100社への販売を目指す。
調査会社の富士キメラ総研によると、モバイルセキュリティー対策ツールの市場規模は、2010年度の9億4000万円から、15年度には134億円超に急成長する見込み。カスペルスキーの加賀山進社長兼CEO(最高経営責任者)は「(スマホの普及で)今後の日本がセキュリティー意識の世界一高い市場に変わっていく可能性は十分ある」と見通しを語った。