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長い爪でもキー操作 “ガラケー型”スマホ、女性に人気

2011.12.20 05:00更新

従来型携帯と同じキー操作環境でスマホの機能を利用できるKDDIの「AQUOSPHONEIS14SH」=19日、東京都千代田区

 タッチパネル式が全盛のスマートフォン(高機能携帯電話)市場にあって、従来型携帯と同じ操作のスライド式テンキーボード付きのスマホも人気を集めている。購入するのは主に20~30代の女性。長い爪でもキーを打てる点が受け、“固定客”をつかんでいるようだ。

 KDDIは19日、スライド式テンキーボード付きスマホの新モデル「AQUOS PHONE(アクオスフォン)IS14SH」を23日に発売すると発表した。夏モデルの「IS11SH」の改良モデルで、旧モデルと同様、タッチパネルとキー操作の両方が利用できる。

 旧モデルにはなかった終話キーや発話キーを新たに搭載したほか、十字キーでアドレス帳や着信履歴を表示するなど従来型携帯電話と同様の操作が可能になった。キーに傾斜をつけてより押しやすく工夫してある。

 シャープ製テンキー付きスマホはKDDIが一番乗りだったが、ソフトバンク、ドコモも相次いで発売している。ドコモの「アクオスフォン スライダーSH-02D」は量販店の販売ランキングでドコモ製スマホの7位に登場。「爆発的な売れ行きではないけれど、若い女性に人気がある」(ドコモ)という。

 KDDIによると、「テンキー付きスマホの利用者は半分が20~30代の女性」。画面の上に表示されるソフトキーと違い、テンキーはマニキュアで飾られた長い爪でも操作しやすいのが女性に受けているようだ。

 同じシャープ製の折りたたみ式スマホも投入しているソフトバンクは「キー操作に加えて、コンパクトさも女性に受けているようで、10代から30代まで幅広い年代の女性が買っている」としている。

 米アップルの「iPhone(アイフォーン)」に代表されるフルタッチパネル式操作は、指の触れ方の違いや静電気などによる誤動作も不満のタネ。女性やスマホ初心者向けのニーズをとらえて、テンキー付きスマホも静かに進化しつつある。(芳賀由明)

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