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大和ハウス、業界初のコンテナ型野菜工場を発売

2012.3.21 13:44更新

 大和ハウス工業は21日、植物工場ユニット「アグリキューブ」を、来月5日に発売すると発表した。設備内で光や温度を自動制御し、効率的に野菜栽培ができるもので、住宅メーカーとしては初参入。

 ユニットは、高さ2・6メートルで、設置面積は約3坪(約10平方メートル)。住宅メーカーとしてのノウハウを生かし、栽培に必要な設備や空調がすべて一体となったコンテナ型となっているのが特徴。移設・設置が簡単にできる。

 飲食店を主な販売ターゲットとし、郊外型の飲食店では、駐車場などへ設置ができるサイズとなっている。敷地内で野菜を作ることで、流通コストを抑えるメリットもある。

 レタスなどの葉物野菜を中心に約23種類の野菜が生産が可能。リーフレタスの場合約42日間で生育し、1日約30個(年間1万株)収穫できる。電気代や種、肥料代などを含み、コストは年間35万円程度。

 植物工場は、天候に左右されず安定的な価格で野菜を栽培できることや、食の安全への関心の高まりなどから脚光を浴び、さまざまな業界からの参入が相次いでいる。

 大和ハウスでは、同社が今夏開業予定の高齢者施設への納入を決めているほか、すでにホテルなどから問い合わせもあるという。また、今後ユニットを小型化することで、空き店舗の活用や学校、一般家庭への導入も目指していく方針。

 アグリキューブ一体の価格は550万円から。年間千棟の販売を目指す。

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