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ドコモ「ムーバ」19年の歴史に幕 スマホなどへ切り替え呼び掛け
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3月いっぱいで使えなくなる「ムーバ」の携帯電話 NTTドコモの携帯電話サービス「mova(ムーバ)」が31日で終了する。総務省の周波数再編で、ムーバ向けに割り当てられている800メガヘルツの周波数帯が7月に使えなくなるためだ。
1993年3月のサービス開始以降、端末の小型化や通話品質の向上など国内の携帯電話を支えた19年の歴史に幕を下ろす。ただ、約20万の契約が残っており、ドコモは後継サービス「FOMA(フォーマ)」などへの切り替えを呼びかけている。
ムーバは国内で初めてデジタル方式を取り入れたサービス。通話品質が向上し、通話エリアが拡大しただけでなく、データ通信も可能になった。
サービスの開始当初は携帯電話の普及率は低かったが、インターネット接続やメール送受信ができる「iモード」が99年に始まると、利用者は一気に増加。ムーバの契約数はピーク時の2003年8月には約4440万件に上った。
しかし、4月1日からは通話やメールは利用できなくなり自動解約となる。このためドコモはフォーマのほか、スマートフォン(高機能携帯電話)向けの高速通信サービス「Xi(クロッシィ)」への切り替えを呼びかけている。
31日までフォーマやクロッシィに乗り換えれば、毎月の利用料の割り引きなどで、端末代金が実質ほぼ無料になるキャンペーンを実施している。
総務省が進める周波数再編で、7月にはKDDI(au)の「CDMA1X」などのサービスも使えなくなる。
昨年12月末時点で138万の契約があるため、KDDIは機種変更で端末料金の無料化や割り引きのほか、月額利用料を割り引くキャンペーンに取り組んでいる。(中村智隆)