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【株主総会ライブ】ソフトバンク(1)iPhone独占崩壊は“最大の危機”だった

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【株主総会ライブ】ソフトバンク(1)iPhone独占崩壊は“最大の危機”だった

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ソフトバンクの株主総会会場には朝からたくさんの人が訪れていた=22日午前、東京国際フォーラム(三尾郁恵撮影)  ソフトバンクの定時株主総会が22日、東京都千代田区の東京国際フォーラムで始まった。最終利益がKDDIを上回るなど好調な業績を背景に、再生可能エネルギー事業への参入など次々に新しい事業に乗り出す孫正義社長の発言に注目が集まる。

 《2011年度決算で、7期連続で営業利益が最高益を更新。最終利益で初めてKDDIを逆転したことなどの業績や、プラチナバンドと呼ばれる携帯電話の電波がつながりやすくなる900メガヘルツの電波帯を確保したことなどがビデオで説明された。続いて、これまでの実績や今後の事業について、孫正義社長が説明をしようとすると、株主が突然、マイク無しで発言し始めた。孫社長は苦笑いしながら、説明を開始した》

 孫社長「2001年にブロードバンドを始め、先行投資で大赤字になった。これほど重いものかと痛感した。赤字が回復して黒字に転換した直後の06年にボーダフォンジャパンを買収し、携帯電話事業に参入した。08年にはiPhone(アイフォーン)を発売。その翌月にリーマンショックがあった。ソフトバンクは大変な危機だと指摘された。

 なんとか乗り切り、業績を伸ばし、昨秋には独占していたアイフォーンがKDDIからも発売されると発表され、携帯事業参入以来の最大の危機だということで、社員一丸で取り組んだ。結果、アイフォーンの発売は我々が圧倒的なシェアで、KDDIを大きく上回った。振り返ると、数々の苦難があった。しかし、苦難は欠かすことのできない試練だったのではと思います」

 《スクリーンに、3という数字が表示された》

 「この3はなんでしょうか。売上高が3兆円を超えたということです。豆腐屋さんは1丁2丁と毎朝、言っています。我々も『兆』で話ができるようにするぞと、社員が2人しかいないときから大ぼらを吹いてきました」

 《続いて2が表示された》

 「ボーダフォンジャパン買収に2兆円を使い、ユーザー数を2倍に伸ばしました。ボーダフォンは毎月純増数は横ばいという状況でした。買収し、ほとんど毎月、5年連続で純増ナンバーワンを続けました。当時は、ソフトバンクはドコモやKDDIの草刈り場になると言われていました。毎月がお客の獲得合戦という思いでがんばってきました」

 《続いて、ウィルコム買収の経緯を説明する》

 「ウィルコムが倒産しました。どこの会社も救済しないと言うことでしたが、我々に相談があり、役員会で「なぜ火中の栗を拾うのか」と言われ、激しい議論を行いましたが、10年12月に買収しまして、毎月黒字になっています。優秀な社員も多く、学ぶところも多いです。特別ボーナスも出しました」

 《さらに、1が表示された》

 「1はなにかというのをひもときます。営業利益、7期連続最高益ということで、ヤフーBBを始めて大赤字になったときを考えると、夢のようです。ボーダフォンは毎年営業利益が下がり、投資家から『なぜ沈みゆく船を買収しに行くのか。携帯事業は日本では成熟産業だ』と言われ、株価は6割も下がるということを体験しました。しかし、我々で一丸となってがんばり、携帯はネットを使うためにあるという時代がくると宣言し、結果、スマートフォン、これはまさにネットをどこでも使えるようになり、まさに我々の本業になるということで取り組み、6倍の営業利益までV字回復しました。国内企業で4位の営業利益になりました。ということで1は何を意味するか。16年度に連結営業利益で1兆円を出すということを公言しました。1という数字、もう一つさらなる目標を申し上げます。そこからさらに伸ばして、国内の全ての事業会社で1位の営業利益を目指します。1兆円以上を出してるところはNTTさんだけです。1兆円の営業利益を出すだけでなく、すべての会社を抜いて、1番営業利益を稼ぎたい」

 《さらに269120という数字が表示された》

 「これは、株主の皆さんの数です。業績も上がったり下がったりして、株価も乱高下しました。志に向かって突き進んでいけるのも、志をわかちあい、リスクを取っていただいてる株主のおかげです。株主価値を最大化へということで、株主の皆さんに喜んでいただける経営をしていきたいと思います」

 《続いて、毎年言われる代表的な質問「配当が少ない」などに答えていく》

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