日本コカ・コーラ、冷却停止でも適温提供の自販機を開発
2012.6.27 13:04更新
日本コカ・コーラは27日、電力供給に比較的余裕がある夜間に集中的に冷却することで、日中は冷却機能を停止しても飲料を適温で供給できる「ピークシフト型自動販売機」を開発したと発表した。電力使用量が多い日中の消費電力を95%削減できるという。猛暑で知られる埼玉県熊谷市と岐阜県多治見市で7月に試験導入し、検証後に全国展開を目指す。
新型の自販機「A011号機」は庫内に収容している飲料商品を冷却する保冷機能を高め、真空断熱材を多く取り入れたことで断熱性能を強化した。気温32度の環境で実験したところ、冷却運転を停止しても最長16時間、商品を5度以下の温度に保つことができたという。
東日本大震災や東京電力福島第1原発事故に伴う電力不足を受け、昨年初夏から富士電機グループと共同で開発に着手。夜間に集中的に冷却するため電力の総使用量は従来比で約1割減にとどまるが、「ピークをずらすことで節電に貢献したい」(日本コカ・コーラ)としている。
試験導入では熊谷、多治見両市で各6台設置し、システムの稼働や商品の提供温度などを8月末までの約2カ月間にわたって確認する。