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ホンダは軽最大級の車内空間で勝負 各社、「補助金切れ」反動減抑止へ新車続々

2012.7.6 05:00更新

 ホンダは5日、軽自動車で最大級の車内空間を確保したという新型の「N BOXプラス」を6日に発売すると発表した。エコカー補助金の申請額が予算の上限に達し、8月中にも受け付けが打ち切られる可能性が高まる中、自動車各社は相次いで新車を投入。「補助金切れ」の反動減を最小限に抑えようと躍起になっている。

 新型車は2011年末に投入した「N」シリーズの第2弾。車内後部を斜めにすることで車内空間を広げ、車いすも積めるようにした。日常生活やレジャー、介護など多様な使い方を提案する。価格は135万円から。

 Nシリーズは累計販売台数が10万台を超えるヒット商品に育った。今秋には背高タイプの新型軽自動車を発売する。ホンダはラインアップの充実を図り、12年度は軽自動車全体で11年度の約2倍となる35万台の販売を目指し、そのうち8割をNシリーズが占める青写真を描く。

 各社も新車を相次いで投入する。三菱自動車は8月末にタイで生産する新型小型車「ミラージュ」の国内販売を始める。排気量1000ccの新開発エンジンを搭載し、アイドリングストップ機構を採用した上位車種はガソリン1リットル当たり27.2キロの走行が可能で、ハイブリッド車(HV)を除く登録車で国内トップの低燃費を実現したという。

 トヨタ自動車は近く小型車「ポルテ」を全面改良し、日産自動車も秋に新型の小型車投入を計画しているもようだ。

 最大25万円だった09~10年のエコカー補助金とは異なり、今回は最大10万円のため「影響は前回より軽微にとどまる」(ホンダの峯川尚常務執行役員)との声もある。ただ、一定の反動減は避けられないため、各社とも新車投入や新車開発の強化に加え、「補助金後」を見据えた販売戦略を展開することで、落ち込みをカバーする考えだ。(古川有希)

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