「セレナHV」来月発売 日産、“激戦2000cc”免税前面に巻き返し
2012.7.19 05:00更新
日産自動車は18日、ミニバン「セレナ」のハイブリッド車(HV)を8月1日に発売すると発表した。独自開発した簡易型HVシステムの搭載で燃費性能を向上しており、自動車取得税と重量税が免税になる。競争が激化する排気量2000ccのミニバンで、免税メリットを前面に押し出し、競合車と差別化を図る。
新HVシステムは、信号待ちなどでエンジンが自動停止する「アイドリングストップ機構」で使うモーターを大型化し、モーターにエンジンの補助機能を持たせた。大型モーターの採用で、ブレーキ時に発電させる電力の蓄積能力を高めたほか、発進時にモーターを2秒間動力として作動させるエンジン補助動作などで燃料消費を抑制した。
燃費性能はガソリン1リットル当たり15.2キロと、従来に比べて約7%向上。2000ccの7~8人乗りミニバンでトップの性能を実現した。
セレナは、2011年度に9万3755台を販売し、2000ccクラスのミニバンでは首位の販売を誇る日産の最量販車種だ。
クラス最大の室内空間などが消費者に評価されているが、無段変速機(CVT)などを採用してホンダが4月に発売した「ステップワゴン」の一部改良車に燃費性能では後れをとっており、HVモデルの投入で巻き返す。