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楽天、電子書籍端末「コボタッチ」発売 直木賞作品ほか20作独占配信
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楽天は19日、電子書籍端末「kobo Touch(コボタッチ)」を発売し、電子書籍のコンテンツをダウンロードする専用サイト「koboイーブックストア」を稼働させた。20タイトルを独占配信するほか、17日に直木賞を受賞した作品も配信する。日本では根付いていない電子書籍市場の本格的な開拓役を目指す。
コボタッチは同社の楽天市場のほか、家電量販店などの店頭や各社のネット通販でも販売する。端末価格は7980円。三木谷浩史会長兼社長は「世界標準の規格を採用し、読書革命を起こす」と意気込む。
イーブックストアで配信するコンテンツは当初、日本語3万冊を用意した。そのうち過去の名作など1万冊は無料で配信する。お笑い芸人の鳥居みゆきさんの2作目の小説「余った傘はありません」など2冊が幻冬舎から1カ月間先行独占配信される。
その他、ドラッカー名著書集として「マネジメント」など15冊の電子書籍版がダイヤモンドから独占先行配信される。また、17日に直木賞を受賞した辻村深月さんの「鍵のない夢を見る」も配信している。
今後、年内に、講談社や小学館など「ほぼ全ての出版社」(三木谷氏)から、日本語作品を20万冊配信する予定。1日1000冊のペースで電子書籍化の作業を進めているという。
楽天はこれまでも、電子書籍事業を行ってきたが、1月にカナダの電子書籍ベンチャー「Kobo(コボ)」を買収するなど、電子書籍事業を本格化させてきた。まずは市場を拡大させる考えで、端末価格も低価格に設定した。今後も独占先行販売のコンテンツを多数そろえ、伸び悩んでいる日本の電子書籍市場を牽引(けんいん)する狙い。