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トヨタ円高対策 レクサス「RX」生産一部をカナダに移管

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トヨタ円高対策 レクサス「RX」生産一部をカナダに移管

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トヨタの「レクサスRX」  北米向けに海外シフト加速

 トヨタ自動車が、高級ブランド「レクサス」のSUV(スポーツ用多目的車)「RX」の生産の一部を、国内からカナダ工場へ移管することを検討していることが24日、分かった。円高への抵抗力を高める狙い。

 昨年のレクサスRXの販売台数は全世界で約14万2000台。日本は7000台にとどまり、それ以外の大半は北米市場で販売されている。

 RXは、トヨタ自動車九州の宮田工場(福岡県宮若市)とトヨタ・モーター・マニュファクチャリング・カナダ(TMMC、オンタリオ州)で生産している。宮田工場では、7月に全面改良したレクサスの海外向け高級セダン「ES」の本格量産が始まったことなどもあって、RXの生産のうち3万台程度をTMMCに移管する。

 トヨタは「国内生産300万台の死守」(豊田章男社長)する一方で、「需要のあるところで生産する」(同)ことで為替動向に左右されにくい体制づくりを進めている。

 来年後半をめどに、北米向けSUVを宮田工場から米インディアナ工場での生産に切り替えるほか、北米向けの小型車「ヤリス」の生産も来年5月をめどに、グループの豊田自動織機の長草工場(愛知県大府市)から仏北部のバランシエンヌ工場に移管する。

 他の国内自動車各社も海外への生産シフトを進めている。

 日産自動車は日産自動車九州(福岡県苅田町)で生産している輸出用SUV「ローグ」を、韓国のルノーサムスン自動車の釜山工場に委託することを決めたほか、追浜工場(神奈川県横須賀市)で生産している小型車「ティーダラティオ」をタイ生産に切り替え、日本に“逆輸入”する。三菱自動車もタイで生産する小型車「ミラージュ」を8月にも国内で発売、スズキも東南アジア生産の小型車の日本輸入を検討するなど、国内で販売する車種も海外で生産する動きが相次いでいる。

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