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MRJは絶対に成功させる 三菱航空機社長「これ以上の延期は許されない」

2012.9.4 05:00更新

 ■三菱航空機社長・江川豪雄さん(67)

 --開発を進める国産初の小型ジェット旅客機「MRJ(三菱リージョナルジェット)」の納入が予定より1年半も遅れた。影響は

 「結論からいえば、影響は出ていない。燃費性能や低騒音など優れた機能を持つMRJに対する顧客の期待は依然として高いままだ。MRJの受注機数は230機だが、現在は国営ベトナム航空と20機程度の交渉を進めているほか、欧州企業からの引き合いもある。ただ、影響が出ていないとはいえ、これ以上の延期は許されない。全力を挙げて公約時期を守る」

 --スケジュールをどうやって守るのか

 「4月以降、組織体制を強化した。開発工程を守るために技術開発担当者に専任役員を置いたほか、部品や装備品の供給などのサプライチェーンマネジメントを担う部署にも新たに担当役員を配置した。また、各国で異なる法規制関連を専門に扱う部署も新設した。2013年10~12月の初飛行は絶対に守る。トータル5機を使って2500時間の試験飛行を行い、15年の初就航を目指したい」

 --MRJの採算ラインは350~400機だ

 「今後、受注は1000機を軽く超えると考えている。ライバル社に比べて燃費性能に優れているからだ。客席数100機前後の小型ジェット旅客機は今後20年間で世界で5000機の需要が見込まれているが、その中で1000機では物足りない」

 --ライバルも燃費など性能向上に躍起だ

 「ブラジルのエンブラエルは最新型エンジンを採用した新型機で燃費向上に取り組み、カナダのボンバルディアは座席数100席以上の大型機種を開発する。気になるのはエンブラエルの動向だが、市場に出てくるのはずっと先。MRJは優位性を保てる。絶対に成功させる」(今井裕治)

【プロフィル】江川豪雄

 えがわ・ひでお 東大法卒。1967年三菱重工業入社。2002年取締役、05年常務、07年副社長。09年4月から現職。静岡県出身。

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