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iPhone5料金めぐり神経戦 auとソフトバンク、ギリギリまでにらみあい

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iPhone5料金めぐり神経戦 auとソフトバンク、ギリギリまでにらみあい

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 KDDI(au)とソフトバンクモバイルは14日午後、米アップルのスマートフォン(高機能携帯電話)の新機種「iPhone(アイフォーン)5」の予約受け付けを、両社の系列店や家電量販店などで始めた。一部店舗では予約客の行列ができた。価格は両社とも記憶容量16ギガバイトの端末の場合、2年契約などを条件に、実質負担額0円でそろった。

 予約開始時刻に発表された端末価格や通信料金はいずれも、一定の条件下で端末価格は32ギガバイトで1万320円、64ギガバイトで2万640円。データ通信料も、両社とも月額5460円に設定した。

 また両社は、アイフォーン5が対応する高速通信サービス「LTE」の提供を、「5」発売日の21日に開始することも合わせて発表。大都市部などから順次エリアを広げていくという。

 予約受付が始まったこの日、KDDIとソフトバンクモバイルは、高速データ通信サービスの割引料金をめぐって神経戦を繰り広げた。

 LTEに対応したサービスの定額料金は、NTTドコモを含めた3社とも月額5985円。初めてLTEに対応したアイフォーン5の発売を機に、KDDIとソフトバンクはかねて「キャンペーン価格はありえる」(孫正義ソフトバンク社長)などと割引料金の導入を示唆していたが、予約当日、主要店舗に行列ができ始めても「キャンペーン価格」の内容は“企業秘密”。

 最初に動き出したのはKDDIだ。午後2時30分に急遽(きゅうきょ)、アイフォーン5向け「4G LTE」の記者会見を都内で実施したが、KDDIの石川雄三取締役執行役員専務は「キャンペーン価格は午後4時までにホームページでお知らせできる」と話し、会場での公表を控えた。

 午後4時前、ソフトバンクは「まもなくニュースリリースを配布できる」(広報室)状態だったが、最終的には両社とも4時以降報道機関に配布。キャンペーン料金は、通常料金よりわずか525円安い月額5460円で横並びだった。

 「向こうの出方を気にしていたのは確かだが、それで料金を変えたわけではない」(KDDI広報部)としているが、両社が最後の最後まで相手の価格を気にしていたのは事実。

 ソフトバンクが「当社は(送受信データ量に)7ギガバイトの制限がない」といえば、KDDIは「(端末をパソコン接続機器に使う)テザリングが無料」と違いを強調。両社ともライバルとの違いをアピールしたものの、LTE用基地局の設備投資がかさむなか、価格競争は極力避けたいのが本音かもしれない。

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