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ソフトバンク、スマホ決済を本格展開 孫社長「100万店に使ってもらう」
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ソフトバンクの孫正義社長 ソフトバンクは4日、スマートフォン(高機能携帯電話)を使ったクレジット決済サービスを10月中に本格展開することを明らかにした。
今年5月に提携した米電子決済大手ペイパルのサービスで、スマホに取り付ける専用の小型決済端末の販売を手がける「ソフトバンクショップ」を17店から500店に拡大する。さらに現在は米アップルの「iPhone(アイフォーン)」のみとしているサービス対応のスマホに、年内にも米グーグルの基本ソフト(OS)「アンドロイド」の搭載機種を加える計画だ。
ソフトバンクはこのサービスの提供を9月から一部で開始していたが、小売店の潜在ニーズが高いと判断し営業態勢を拡充する。スマホを使った決済サービスは、NTTドコモも11月から開始する予定で、携帯電話事業での両社の勢力争いがクレジット決済分野にも広がりそうだ。
ソフトバンクとペイパルが国内で提供するスマホ決済サービス「ペイパルヒア」は、三角形の決済端末をスマホの上部に装着して使用する。通常のクレジットカード決済端末の導入費用は10万円前後とされるが、ペイパルヒアの小型決済端末は1260円と安いのが特徴だ。決済手数料は5%。
孫正義社長は「10万店、100万店に使ってもらう」と普及に強い意欲を示しており、導入コストの安さを武器に中小の飲食店、宅配サービス業者などを中心に売り込む。
一方、NTTドコモは決済システムベンチャーのリンク・プロセシング(東京都千代田区)と提携して、11月中に決済サービスに乗り出す。近距離無線通信技術「ブルートゥース」を使って、アンドロイド搭載のスマホからデータを専用の決済端末に送信する。決済端末の価格は約4万円。
ソフトバンクによると国内の中小規模の店舗数は約430万。このうち日本でクレジットカードが使える店舗は約100万店にとどまっており、導入コストの安いスマホ決済の潜在需要は大きいという。