SankeiBiz for mobile

「冬なのにムヒか」夏のイメージ払拭を 池田模範堂の挑戦

ニュースカテゴリ:企業の経営

「冬なのにムヒか」夏のイメージ払拭を 池田模範堂の挑戦

更新

池田模範堂・池田嘉津弘社長  【トップは語る】池田模範堂社長・池田嘉津弘さん(52)

 --冬用商品にも力を入れている

 「今までは虫さされ、かゆみ止めの『ムヒ』というイメージが強かった。確かに、虫さされ薬では大きなシェアを持つが、商品開発もし尽くした。次の成長分野を考えてみると、いろいろな経営資源の中の一つとして、塗り薬ではコアな技術などを持っている。それを応用すれば、冬向けのスキンケア市場でも勝負できると考えた」

 --10月に発売した「リペアクト」の特徴は

 「これまでの当社の冬用商品としては『ムヒソフトGX』と『ヒビケア』『ヒビケアFT』の3つがあった。ヒビケアとヒビケアFTは、指先やかかとの割れをカバーする商品で、ムヒソフトGXは体の幅広い箇所の乾燥肌によるかゆみを抑えるものだ。今回発売した『リペアクト』は乾燥してもかゆくはならないが、荒れるという症状に対処する商品となっている」

 --新たなブランドイメージづくりにつながるか

 「ヒビケアも成功し、ムヒソフトGXもそれなりの市場シェアを持っているが、まだまだ『冬なのにムヒか』と疑問形でみられてしまう。存在感が夏に比べて薄いが、そこを何とかならないかと。リペアクトを出すことで『荒れ』『割れ』『かゆみ』をひっくるめて共闘作戦で冬にも当社の存在感を出していきたいと考えている」

 --リペアクトはどれだけの売り上げを見込むか

 「リペアクト単独では初年度5億円を目指しているが、3年後には10億円に伸ばしたい。今後も冬の肌トラブルを治す医薬品を中心に置いて開発していく。現在の売り上げ構成は夏と冬が7対3だが、2020年までに5対5にまでもっていきたい。工場生産の平準化も図れる。東北地方は虫さされ薬の市場は相対的に小さいが、冬用商品の需要は多い。リペアクト発売に当たり、東北地方に拠点を設けて営業強化を検討している」(橋本亮)

【プロフィル】池田嘉津弘(いけだ・かつひろ) 東大卒、1988年池田模範堂入社。研究所所長、工場長などを経て、1998年から現職。富山県出身。

ランキング