SankeiBiz for mobile

消費低迷なんの!テーマパーク好調 オリエンタルランドは最高益更新

ニュースカテゴリ:企業のサービス

消費低迷なんの!テーマパーク好調 オリエンタルランドは最高益更新

更新

東京ディズニーシーに来夏オープンする新アトラクション「トイ・ストーリー・マニア!」のイメージ=オリエンタルランド提供  国内消費が低迷する中、テーマパークの業績が好調に推移している。東京ディズニーランド(TDL、千葉県浦安市)などを運営するオリエンタルランドが30日発表した2012年9月中間連結決算は営業、最終利益ともに過去最高を更新。

 ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、大阪市)など他の大手施設も、入場者数が東日本大震災前の実績を上回る勢いが続く。

 オリエンタルランドの中間連結決算の営業利益は前年同期比91.4%増の390億円、最終利益は2.9倍の255億円。売上高は27.2%増の1883億円だった。

 TDSの『トイ・ストーリー・マニア!』など「新しいアトラクションが集客につながった」(高橋渉執行役員)といい、震災後の「絆」意識の高まりで家族ぐるみの入場者も増えた。4~9月の入場者数は前年同期比23.4%増の1325万人と、震災前の水準を上回って過去最高を記録。1人当たりの売上高も5.1%増の1万410円と過去最高となった。

 一方、USJ(大阪市)の4~9月の入場者数は、前年同期を約2割上回る約490万人。3月にオープンした幼児向けの新エリア「ユニバーサル・ワンダーランド」の人気が高く、01年3月の開業以来の累計入場者数が10月29日には1億人を突破。12年度は前年度比約14%増の1000万人の来場を見込む。

 ハウステンボス(長崎県佐世保市)は、新設した人気アニメ「ワンピース」のアトラクションが好評。としまえん(東京都練馬区)も今夏の猛暑でプール利用者が増え、それぞれ4~9月の入場者数が大幅に伸びた。

 レジャー施設が順調なのは、震災後の自粛ムードが一服した反動増と、昨年の地上デジタル放送への完全移行でテレビなどの耐久消費財に対する消費が一段落したことが背景。

 ただ、景気の先行きには不透明感が強く、オリエンタルランドが予測する通期の入場者数は、前期比6.9%増の2710万人と、過去最高の2722万人(08年)には及ばない。第一生命経済研究所の永浜利広主席エコノミストは「海外の観光客の取り込みに加え、飽きられないよう魅力あるアトラクションの新設を続けることも重要。各企業の体力勝負となる」としている。(西村利也)

 主なテーマパーク・遊園地の2012年4~9月の来園者数

 東京ディズニーランド+東京ディズニーシー  1325(23.4)

 ユニバーサル・スタジオ・ジャパン       490( 約20)

 ハウステンボス               約100( 約10)

 としまえん                   70(18.7)

 ※単位:万人、カッコ内は前年同期比増減率%

ランキング