銀座に「ユニクロマルシェ」 ブランド相乗効果で女性取り込み
2012.11.2 05:00更新
カジュアル衣料店のユニクロを展開するファーストリテイリングは1日、傘下の5ブランドを集めた女性向けの新型店舗「ユニクロマルシェ プランタン銀座」(東京都中央区)を公開した。百貨店「プランタン銀座」の本館6~7階に入居し、2日にオープン。主力とする国内ユニクロ事業が伸び悩んでおり、ブランドの相乗効果で幅広い客層の取り込みを狙う。
ユニクロマルシェには、グループ傘下の「ユニクロ」「ジーユー」「コントワー・デ・コトニエ」「プラステ」と、日本初出店となる仏の下着ブランド「プリンセス タム・タム」の5ブランドが出店する。
ユニクロとコントワー・デ・コトニエで共同開発したダウンジャケットのほか、ブランド間のコラボレーションした衣料などさまざまな商品を用意。プランタン銀座のカード会員向けの割引サービスも実施する。
ユニクロの一部以外は全て女性用で、店員の8割も女性。ファーストリテイリングの柳井正会長兼社長は「集客効果は非常にある」とした上で、「国内外でやりたい」と新型店舗を今後拡大する考えを明らかにした。
新たな需要を掘り起こすため、9月には家電量販店のビックカメラとユニクロによる共同店舗「ビックロ」をオープン。柳井会長兼社長は、異業態とのコラボレーションも国内外で強化する方針を示している。