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スズキ、米本土から四輪車撤退 子会社の更生申請を機に

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スズキ、米本土から四輪車撤退 子会社の更生申請を機に

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 スズキは6日朝、米国子会社のアメリカンスズキモーター(ASMC)が前日、日本の民事再生法に当たる米連邦破産法11条での更生手続き申請を決議したと発表した。これを受けて、スズキは米国本土における四輪車販売事業から撤退する。

 スズキは小型車中心の車種を日本から輸出していたが、大型車の需要が多く販売が低迷するなど苦戦。ASMCは2012年3月期に2期連続の営業赤字を計上するなど経営難に陥っていた。

 スズキは、1985年11月に米国で四輪車市場に参入。これまで133万6千台を売り上げた。今回の撤退により、日産自動車からOEM(相手先ブランドによる生産)供給を受けていたピックアップトラックの販売も取りやめる方針。

 ASMC社は、ハワイ州を除く米国で、四輪車、二輪車・ATV(バギー)、船外機、関連する部品・用品の販売を行っている。これらの事業のうち四輪車販売から撤退し、比較的好調な二輪車・ATVと船外機に事業を集約する。

 ASMC負債総額は9月末現在で、3億4600万ドル。このうち1億7300万ドルがスズキグループに対する債務。出資額の128億円(6億4700万ドル)はすでに全額減損処理済み。スズキは売掛債権107億円(1億3400万ドル)などの債権あるが、すでに97億円の貸倒引当金を計上している。

 スズキは今後、ASMC社が四輪車事業からスムーズに撤退して事業再編できるよう支援する意向。

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