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ホンダ、世界最高低燃費の新型HV投入 トヨタ「アクア」上回る性能へ

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ホンダ、世界最高低燃費の新型HV投入 トヨタ「アクア」上回る性能へ

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ホンダの新ハイブリッドシステムを搭載した試作車(古川有希撮影)  ホンダは2013年夏にも、燃費性能が世界最高水準の小型ハイブリッド車(HV)を投入する。

 トヨタ自動車の小型HV「アクア」を上回り、ガソリン1リットル当たり36キロ前後となる見込みで、価格も最安モデルが169万円の「アクア」を下回る設定にする方向。燃費性能と価格面で優位に立ち、HVで先行するトヨタに対抗する構えだ。

 新型車は全面改良する「フィットHV」の次期モデルとして発売する方針で、新たに開発した排気量1500ccのエンジンを搭載するほか、エンジンとモーターの間に「デュアル・クラッチ・トランスミッション」(DCT)と呼ばれる省エネ型の変速機を配置。モーターだけで走る電気走行や減速時に回転運動を電気エネルギーとして回収する効率を高め、現行モデルより3割以上の燃費向上を実現する。

 ホンダは「各カテゴリーでナンバーワンをとる」という目標を掲げており、新型フィットHVでトヨタの「プリウス」や「アクア」を追撃したい考え。

 本田技術研究所の山本芳春社長は「性能で『アクア』に勝つべく開発中だ」としている。

 ホンダのHV世界累計販売台数は9月末時点で100万台超と、460万台超(10月末時点)のトヨタに大きく離されている。ホンダは10年10月に「フィットHV」を159万円で投入。当時、HVでは国内最安モデルだったものの、燃費性能はトヨタが勝っていたこともあり、トヨタの先行を許した。

 生産は現行モデルを手がける鈴鹿製作所(三重県鈴鹿市)と埼玉製作所(埼玉県狭山市)に加え、タイやマレーシアの拠点でも始める方向。海外では「ジャズHV」の車名で売り込む。

 ホンダは新型HVの投入で、好調な軽自動車を含めた小型車での販売を優位に進める戦略を描いている。

 ≪低燃費車の国内ランキング≫

      車名             燃費(キロ)

  (1)アクア(トヨタ)        35.4

  (2)プリウス(トヨタ)       32.6

  (3)レクサスCT200h(トヨタ) 30.4

  (4)アルトエコ☆(スズキ)     30.2

  (5)ミライース☆(ダイハツ)    30.0 

  (6)ワゴンR☆(スズキ)      28.8

  (7)インサイト(ホンダ)      27.2 

     ミラージュ(三菱自)      27.2

     MRワゴンエコ☆(スズキ)   27.2

 (10)ムーヴ☆(ダイハツ)      27.0 

 (11)フィットハイブリッド(ホンダ) 26.4

 ☆は軽自動車、電気自動車・プラグインハイブリッド車は除く、燃費は「JC08モード」

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