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NTT社長「光回線は必要だ」 自前主義にこだわらず
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--平成28年度に海外売上高200億ドルを目指す
「注力する分野は新興国向けのクラウドサービス。先進国は競争環境が厳しいが、アフリカ、中東、アジア、豪州などはNTT傘下のディメンションデータの知名度が高く、相当優位だからだ。NTTグループの強みはネットワークインフラ、データセンター、応用ソフトなどをワンストップで提供できるところだ」
--今春、米シリコンバレーにクラウド技術の研究所を設立する
「例えば医療分野でクラウド関連のサービスを提供しようと思ったら、北米のような規制緩和が進んだ先進マーケットでやった方が早い。今後は日本経由ではなく、北米で開発したサービスを新興国に直接売るビジネスも増えてくる」
--スマートフォン(高機能携帯電話)普及で光回線の伸びにかげりがみえる
「映像系のサービスがもっと出てくれば、固定回線の安定的なサービスは十分価値を持ってくる。気象条件を考えると、すべてが無線でできるわけではなく、安定的な光回線は必要だ」
--自前主義からの脱却を掲げている
「サービスの品質にこだわるあまり、全部自分たちで作ろうとする意識があった。だが、『1社ですべてやる』なんていうことは無理だ。陳腐化の速い製品や技術は自社製にこだわらず、外注した方がいい。ただし、セキュリティー機能は自前で持つ。それが競争力の根源になるからだ」(渡部一実)