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建機大手、「中国頼み」で収益に黄信号 不透明な巨大市場に戦略難しく

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建機大手、「中国頼み」で収益に黄信号 不透明な巨大市場に戦略難しく

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 好調を続けていた建設機械メーカー大手の業績が下振れしている。日立建機が30日発表した2012年4~12月期連結決算は、営業利益が前年同期比で1割以上減少、コマツも13年3月期の通期予想を下方修正した。世界最大市場の中国で建機需要が経済減速により伸び悩んでいるほか、石炭価格下落の影響で利益率の高い鉱山機械の買い控えが出ていることが響いた。中国頼みの収益構造に黄信号がともった形だ。

 「需要減少による減益要因を(円安の)為替効果でカバーした」。同日の決算会見で日立建機の徳重博史専務はこう説明した。12年4~12月期の売上高は前年同期比0.2%増の5545億円と横ばいだったが、営業利益は11%減の283億円と減益を余儀なくされた。通期の営業利益は据え置いたが、円安がなければ増益見通しが減益となった可能性もある。

 大きな痛手となったのが、売上高で前年同期から353億円減の567億円と大幅に減った中国向けだ。景気減退が指摘される中国の建機需要は冷え込んでおり、日立建機も12年度の中国市場全体の需要見通しを従来の4万7000台から4万2000台に下方修正した。

 徳重専務は「水利関係の小型建機は稼いでいるが、鉱山機械は伸び悩む」とした上で、「来期は回復を見込むが、中国市場はいろんな情報が流れている」と慎重な姿勢を崩さない。

 中国向けに加え、鉱山機械も世界的に需要が減速し、インドネシアや豪州、アフリカなどで収益が落ち込んだという。

 一方、国内最大手のコマツは13年3月期の連結営業利益を従来予想より320億円少ない2300億円(前期比10%減)に下方修正。世界最大手の米キャタピラーも12年10~12月期の営業利益が前年同期比47%減となった。両社とも鉱山機械の需要急ブレーキが主因だが、中国市場の減速も響いた。

 コマツは中国市場について「春節(旧正月)明けに底打ちが見込まれ、13年度上期は回復の見通し」とするが、不透明な巨大市場めぐって各社の戦略判断は難しさを増しそうだ。

 日本建設機械工業会がまとめた12年の建機出荷額(海外生産分は含まず)は前年比0.9%増の2兆2538億円と3年連続増加となったが、輸出に限れば8.6%減の1兆4947億円と3年ぶりに前年を下回った。中国向けが58.8%減の565億5700万円と半分以下となったことが主因だ。

 同工業会は昨年8月、13年度の建機出荷額を前年度比9%増の2兆4767億円と過去最高となるとの見通しを発表したが、「中国向け輸出がどれだけ回復するかで数字が大きく変わる」としており、下方修正される可能性が高い。(是永桂一)

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