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【新トップ】千代田化工新社長に渋谷氏 「変革で先頭走る」

2013.2.9 05:00更新

 技術畑出身。入社後、プラント装置をコントロールする制御システム部に配属され、設計から試運転までかかわった。印象に残っているのは、初の海外赴任となったイラクのガス設備建設。「イラン・イラク戦争が大変な時で現場から地平線に戦火が見えたが、誇りを持って仕事をやりとげた」と振り返る。

 同業他社には50代の社長もいるが、「行動力があって、しっかりした物の見方をしている。遜色(そんしょく)があるとは思わない」と久保田隆社長の折り紙付きだ。

 会見では「変革していくことで先頭を走りたい。インフラすべてをつかさどるのがエンジニアリング会社」と抱負を述べた。液化天然ガス(LNG)プラント事業を軸としつつ、新型天然ガス「シェールガス」や再生可能エネルギー、交通といった分野への展開にも意欲を見せる。

 アルジェリア人質事件を受け、海外での危機管理は急務だ。「あらゆる場面を想定し、従業員が安心していける体制を今まで以上にやっていく。われわれの情報は限られるので、政府や他社とも連携したい」と強調する。座右の銘は「人は1人では生きられない」。家族は妻と2女。(田村龍彦)

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【プロフィル】渋谷省吾氏

 しぶや・しょうご 阪大院修了。1976年千代田化工建設入社。2009年執行役員エンジニアリング本部長、11年取締役常務執行役員。山口県出身。

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