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ベール脱いだトヨタ「レクサス」次期モデル スピンドルグリルに固執せず
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レクサスの「スピンドルグリル」 トヨタ自動車は、高級車ブランド「レクサス」シリーズで採用したフロント部分に2つの台形を組み合わせた形の「スピンドルグリル」について、次期モデルは、この形状に固執しない開発を進めていることを明らかにした。幅広い選択肢の中からデザイン改革をさらに進めていく狙いだ。
同社は、ひと目でメーカーが識別できるデザインを幅広い車種に採用することで、認知度やイメージの向上につながると判断し、レクサスシリーズに大胆なデザインが特徴の「スピンドルグリル」を採用。独BMWがチョウが羽を広げたような「キドニーグリル」と呼ぶ共通の顔を採用して高いブランド力を維持するなど、欧州勢に多く見られる手法を採用した。
「スピンドルグリル」は昨年1月発売の「GS」での採用を皮切りとして、同年10月には最上級セダン「LS」も、一部改良を契機に取り入れた。ただ「デザインに制約ができてしまい、自由度が狭まる」(トヨタ幹部)との見方も社内で浮上。そのため「スピンドルグリル」としての統一感は残しつつ、欧州勢とは一線を画したデザイン改革を進めることになった。
北米で誕生したレクサスは誕生から24年が経つ。大胆なデザイン改革を進めてきたレクサスの世界販売台数は、日中関係の悪化で販売が落ち込んだ中国を含めても、昨年実績では前年比18%増の47万6500台と好調に推移した。今年は、販売台数の約半数を占める北米で、1月時点の実績が前月比32%増となるなど好調に推移しており、6年ぶりの50万台越えも視野に入ってきた。
同社はレクサスを、東南アジアなど主力の北米以外の市場も開拓していきたい考えだ。