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ヤマハ発 欧州で電動アシスト自転車用部品拡販

2013.3.15 08:00更新

電動アシスト自転車「PAS」の新シリーズを紹介するヤマハ発動機の柳弘之社長(中央)=14日、東京都新宿区

 15年に10万台、OEM供給本格化

 ヤマハ発動機は、欧州で電動アシスト自転車用の駆動装置(ドライブユニット)や電池などの部品販売を強化する。今年に入りドイツとデンマークの自転車メーカーとOEM(相手先ブランドによる生産)供給を開始した。もともと環境意識が高い欧州では健康志向も高まっており、需要拡大が見込めると判断。2015年に10万台分の部品販売を目指す。

 OEM供給を始めたのは、ドイツの「ヴィノラ」とデンマークの「サイクルビジョン」の自転車メーカー2社。駆動装置だけでなく、電池なども含む。ヤマハ発は1993年に世界で初めて電動自転車を商品化。心臓部といえる駆動装置などの技術力も高い上、現地の2社はいずれも欧州で強力な販売網と高いシェアを持つことから、拡販が可能と判断した。

 欧州の電動自転車市場は85万台規模だが、需要が旺盛なドイツ、オランダに加え、フランスやベルギーでも拡大の兆しをみせており、ヤマハ発では15年に欧州全体で130万台まで伸びると予測。将来的には「アフターサービスも含め差異化を図る」(森本実SPV事業部長)ため、欧州内にサービス・営業拠点を新設することも視野に入れる。

 昨年から始めた台湾メーカーへのOEM供給では「まだ数千台規模にとどまっている」(森本事業部長)が、市場規模からみて欧州では大きなビジネスになるとみている。

 一方、国内向けでは14日、初めて3種類のセンサーを搭載し、より快適な走りを実現した「PAS」の新シリーズ(希望小売価格10万8000円から)を発売した。国内市場は子育て世帯や高齢者らに支持され、40万台規模まで広がっている。同社の柳弘之社長は海外販売も拡大することで「15年に電動バイクなどを合わせ世界販売を100万台に引き上げる」との目標を掲げる。

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