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コンビニ弁当・おにぎり新商品続々 GW控え売り込みに躍起
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ローソンの新商品「桜島どりのごっそ弁当」。国産食材にこだわったシリーズを毎月発売していく=25日、東京都中央区 ゴールデンウイークを前に、コンビニエンスストア各社が弁当やおにぎりの新商品を相次ぎ投入している。
ローソンは25日、国産食材にこだわった弁当「郷土のうまい!」シリーズを毎月1回のペースで売り出すと発表した。他社もそれぞれ、具材などに工夫をこらした新しい弁当やおにぎりを展開、書き入れ時に向けたPRに懸命だ。
「コンビニの弁当としては少し高めだが、“日本ブランド”を前面に打ち出して差別化を図りたい」と意気込むのは、ローソンの玉塚元一副社長。
シリーズ第1弾の「桜島どりのごっそ弁当」(23日発売、530円)は、鹿児島産の鶏肉を炊き込んだご飯の上に照り焼きを乗せ、梅干しは和歌山産、卵焼きは栃木産の素材を使った。
一部の調味料などを除き、食材をすべて国産にすることで、ワンランク上の高級感を演出。連休中の30日にも、青森・八戸産のサバのみそ煮を具にした240円のおにぎりを発売する。
ミニストップは、すしのような味を再現した「海むすび」シリーズを23日発売した。巻きずしとは異なり、粉末状のすし酢を吹きかけたのりを使うことで、時間がたっても風味が落ちないよう工夫した。
具はネギトロなど3種で各135円。食欲が落ちがちな真夏に向け、女性などの人気を集めそうだ。
ファミリーマートは、おにぎりの新商品「金芽米 炭火焼き豚カルビ」(150円)を30日発売する。甘辛いしょうゆだれ味の豚カルビを炭火で香ばしく焼き上げ、ご飯の中だけでなく、のりとの間にも挟み込む。食欲旺盛な若者の胃袋を狙う。
セブン-イレブンは、幅広い年齢層に支持される定番商品「幕の内弁当」(398円)をリニューアルした。おかずの銀鮭や卵焼きが厚くなって、食べごたえがアップした。
コンビニ各社にとって毎年この時期は、季節商品を入れ替えるタイミング。需要が高まる行楽シーズンにファンを増やし、秋までの販売底上げにつなげようと、売り込みに躍起だ。