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ソニー、13年3月期は5年ぶり最終黒字 金融・映画部門など好調
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ソニーの連結業績 ソニーは9日、2014年3月期の連結最終利益が前期比16.2%増の500億円になる見通しだ、と発表した。円安効果や本業のエレクトロニクス(電機)部門の収益改善を見込む。同時に発表した13年3月期は金融や映画部門などが好調だったほか米国本社など資産売却もあり、5年ぶりに最終黒字となった。
14年3月期の売上高は10.3%増の7兆5000億円、営業利益は横ばいの2300億円の見通しだ。13年3月期まで9年連続赤字のテレビ事業は黒字化を目指し、販売台数は前期比19%増の1600万台を計画。スマートフォン(高機能携帯電話)の販売台数は前期比で27%増の4200万台を見込む。
一方、13年3月期の連結最終損益は430億円の黒字(前期は4566億円の赤字)だった。株高で子会社のソニー生命保険の運用益が改善。資産売却益の増加も寄与した。
ただ、テレビやスマホが中心の電機部門は公約としていた黒字転換を果たせず、1344億円の営業赤字だった。