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国内新車販売500万台維持へ アベノミクスと新車効果で修正も
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ホンダがアコードに載せるHV用のエンジン 2013年度の国内の新車販売台数が2年連続で500万台の水準を維持する可能性が高まってきた。
15日までに出そろった国内自動車大手10社の13年度国内販売計画は合計で前年度比0.7%減の486万1000台となったため、12年度に24万台超売れた輸入車が約4割減っても、500万台超となる。
安倍晋三政権の経済政策「アベノミクス」による景気浮揚策に加え、各社が投入する新車効果が大きく、エコカー補助金の終了で大幅に減るとされていた販売見通しが修正される可能性も出てきた。
「国内市場は500万台を割らないのではないか」
ホンダの竹内弘平執行役員は国内市場に対して前向きな見方をする。
4月の新車販売が8カ月ぶりに前年実績を上回ったほか、軽乗用車の販売が4月として過去最高を記録したためだ。ホンダは新型アコードやフィットなどの発売が控えることから前年度比19.2%増の82万5000台を計画している。
日産自動車も、三菱自動車と共同開発した軽自動車の販売を控えており2%増の販売を計画する。「軽自動車は自信作で販売を押し上げる」(志賀俊之・最高執行責任者)と強気だ。
また国内市場全体の4割近くを占める軽は、トラック2社と販売計画を公表しない日産を除く7社合計で187万台規模に達しており、過去2番目の水準だった12年度の197万2601台に迫る可能性も出てきた。
日本自動車工業会は、13年度の販売見通しについて公表していないが、今年1月に公表した13年の国内新車販売台数見通し(輸入車を含む)では、補助金終了による反動減などを見込んで前年比11.7%減の約474万台としていた。
販売計画台数
トヨタ 145万 (▲11.2)
ホンダ 82万5000( 19.2)
日産 66万 ( 2.0)
スズキ 66万 ( ▲1.8)
ダイハツ 63万4000( ▲2.9)
マツダ 22万 ( 1.8)
富士重 15万6000( ▲4.7)
三菱自 14万8000( 10.4)
いずゞ 6万3000( 1.6)
日野 4万5000( 2.1)
合 計 486万1000( ▲0.7)
※カッコ内は前年度比増減率%。▲はマイナス