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インドから新興国へ戦略車輸出 三菱ふそうトラック・バス

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インドから新興国へ戦略車輸出 三菱ふそうトラック・バス

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三菱ふそうトラック・バスのアジア・アフリカ向け戦略車「FUSO」ブランドを披露するアルバート・キルヒマン社長=23日、インド・チェンナイ(古川有希撮影)  三菱ふそうトラック・バスは23日、アジア・アフリカ向け戦略車「FUSO(ふそう)」ブランドを新たに立ち上げたと発表した。

 6月から、親会社で商用車大手の独ダイムラーがインド南部のチェンナイ工場で生産する同国向けブランド「バーラト・ベンツ」のプラットホーム(車台)を「ふそう」ブランドと共通化して、スリランカやバングラデシュなどアジア・アフリカ地域15カ国に順次輸出する。

 商用車メーカーがインドを輸出拠点にするのは初めて。同日記者会見した三菱ふそうのアルバート・キルヒマン社長は「有望市場のアジア・アフリカに物流・調達コストを最適化した商品を提供し、ふそうの存在感を高めたい」と狙いを説明した。

 ふそうブランドは車両総重量が25~49トンの大型トラック3車種と9~16トンの中型トラック2車種の計5車種。いずれも、現在の「三菱ふそう」ブランドにはないラインアップを埋める形で車種を拡充することで、両ブランドの補完性を高める。

 日系商用車メーカー各社はタイやインドネシアなど東南アジアでの事業強化を優先してきたが、ここへ来てインド市場への進出機運が高まっている。

 いすゞ自動車は2014年から同社2拠点目となるインド工場の建設に着手し、16年にはピックアップトラックとスポーツ用多目的車(SUV)の生産を始める。今年3月には、この2車種をタイから輸入し、インドで販売を始めた。

 日野自動車は日本からトラックを輸出、販売しているが、現時点では年間100台未満の規模だ。「インド市場はまだベンチマークの段階」(広報)だが、今後の需要動向を見極め、販売を強化する。(チェンナイ 古川有希)

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