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トヨタ、米市場の拡大に自信 「1530万台になる」
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記者会見に臨むトヨタ自動車のジム・レンツ専務役員=12日、名古屋市中村区 トヨタ自動車のジム・レンツ専務役員(北米トヨタ社長兼最高執行責任者)は12日、名古屋市内で記者会見し、2013年の米国の自動車市場について「年初に見込んでいた1500万台以下を上回り、1530万台になる」と述べ、12年実績(1470万台)比で約4%増になるとの見通しを明らかにした。ただ、前年比12万台(5.8%)増の220万台とするトヨタの米国での販売目標は維持する考えを示した。
米自動車市場の拡大を見込むのは、住宅需要が底を打って上昇傾向にあるなど米経済が回復期に入ったと判断したため。自動車も「ディーラー経由の販売が強さをみせている」という。高級車ブランド「レクサス」や若者向けブランド「サイオン」などトヨタ車の販売は「目標通りに推移している」とした。
米国で需要が急拡大しているピックアップトラックやスポーツ用多目的車(SUV)などの小型トラック部門をめぐっては「トヨタが、より強みを持つ小型(主にSUV)の分野で3分の2のシェアを占めている」と強調。
米自動車大手フォード・モーターと共同で進めている小型車向けの新型ハイブリッド(HV)システムの開発を今後も継続する方針を示した。
米国は1人当たりの自動車保有台数が多い成熟市場だが、ベビーブーマーの子供に当たる10~20代の「Y世代」による新車の購入も目立つようになっていおり、「人口増などで複数のクルマを所有する傾向が今後も強まっていく」と指摘。
これに対してトヨタは、品質や安全性に加え、弱点とされてきた「スタイリング」や「走る楽しさ」の改善に取り組み、米国で新たな顧客層を獲得しているとして「成長は約束される」と販売増に自信をみせた。