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旅行大手がチャーター便強化 日時や発着地融通、シニア層など照準
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エイチ・アイ・エス(HIS)がタイのバンコクと日本を結ぶ便で運航するチャーター機 旅行大手がチャーター便事業を強化している。エイチ・アイ・エス(HIS)は12日、タイに設立したチャーター便運航会社がバンコクと日本を結ぶ航空便の営業運航を始めると発表。JTBなども座席の販売数を増やす。各社とも旅行需要の旺盛な時期に運航を絞れるなど、日時や発着地の融通が利くチャーター便の特性を生かし、シニア層などを取り込みたい考えだ。
HISは、7月19日から成田空港、同27日から関西空港とバンコクを結ぶ便を9月下旬まで1日1往復運航する。料金はともに往復5万4000円。また100席限定で片道1万円にするほか、ビジネスクラス利用で高級ホテルのスイートルームに泊まれる4日間のツアーも4万9800円で限定販売する。販売は13日から始める。
同社は昨年12月、タイで国際チャーター便の運航会社「アジア・パシフィック・エアラインズ」を設立したが、事業拡大に伴い社名を「アジア・アトランティック・エアラインズ」に変更。10月からはバンコクと韓国や中国を結ぶ路線を運航する方向で検討し、ロシアなども視野に入れる。就航当初は2機を運航するが、5年後には20機に増やす考えだ。
一方、JTBは13年度と14年度に、座席販売数を前年比で約1割増やす。夏休みなどに収益性の高い欧米などへの長距離便を中心に飛ばす。また、あまり手掛けてこなかった地方空港発着のツアーも増やす。旅行大手では、阪急交通社も13年度と14年度にそれぞれ前年比2割増の集客を見込む。
これまで国際チャーター便ツアーは旅客機を借り切った会社だけに販売が認められていた。しかし、5月中旬に規制が緩和され、大手などの第1種旅行業者は一括購入した座席を中小の旅行会社に卸売りできるようになった。このためJTBなどは今後、販売リスクが減らせると判断。東日本大震災以降減少した旅行需要の回復や、団塊世代をはじめとするシニア世代の旅行意欲が旺盛なこともあり、販売を増やすことにした。