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コカ・コーラとキリン 「ホット炭酸」秋冬需要を開拓 常識覆す独自製法
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国内の飲料大手2社がこれまでの常識を覆す“温めて飲む”ホット炭酸飲料を、今秋から相次ぎ投入する。温度が高くなると飲料内の炭酸は、抜けていく性質があるため、温かい炭酸飲料の商品化は難しかった。しかし、各社は原料配合を工夫するなど独自製法でこの課題をクリアした。炭酸飲料は各飲料の中でもとくに、夏場に需要が偏っている。ホットタイプの投入によって秋冬期の市場活性化を図り、収益基盤に厚みを持たせる構えだ。
ホット炭酸市場の開拓に向けて先陣を切ったのは、最大手の日本コカ・コーラ。10月21日に発売する「カナダドライホットジンジャーエール」は、同社が約4年をかけて開発した世界初のホット炭酸飲料だ。炭酸ガス量やフレーバーなどの配合バランスを試行錯誤し、炭酸感と味わいを両立させた。価格は120円で、内容量は180ミリリットルと、手のひらサイズで気軽に飲める缶商品に仕上げた。各量販店のほか、自動販売機でも発売する。
キリンビバレッジもこれに追随する形で4日、初のホット炭酸飲料「キリンの泡 ホット芳醇(ほうじゅん)アップル&ホップ」を11月5日にコンビニエンスストア限定で発売すると発表した。
原料の配合率を見直すことによって、ホット商品でもきめ細かな泡を再現する「なめらか泡製法」を新たに開発し、「シャンパンのような泡の口当たりを実現した」(同社)。
また、100ミリリットル当たりのカロリーは19キロカロリーと、カナダドライの半分以下に抑えることで差別化を図った。キャップ型のボトル缶を採用することで、持ち運べるように配慮している。
価格は130円(275ミリリットル)で、20~30代の女性を中心に、1月末までに14万ケース(1ケース=24本)の販売を目指す。