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テレビ苦戦の電機各社、家電の「賢さ」競う シーテック開幕
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東芝の新サービス「家電コンシェルジュ」のモニター画面。クラウドを活用し、家電の遠隔操作などができる=千葉市の幕張メッセ アジア最大級のデジタル家電やIT(情報技術)の展示会「CEATEC(シーテック)ジャパン2013」が1日、千葉市の幕張メッセで開幕した。電機各社は薄型テレビなどのデジタル家電の販売が苦戦する中、家電製品をインターネットで結んで便利な使い方をしたり、省エネなどに役立てたりする「スマート家電」や「ホームエネルギーマネジメントシステム(HEMS)」の最新技術を競っている。5日まで。
「天気予報ではにわか雨が降りそうです。乾燥までしておきますか」。シャープのブースで展開されるスマート家電のデモンストレーションでは、こう話しかける洗濯乾燥機が紹介された。天気予報に基づき、効果的な使い方を教えてくれたり、修理のタイミングなどを知らせたりする仕組みだ。
ネット上で情報をやりとりするクラウドと複数の家電を連携させる技術が、こうした「賢い家電」を実現させた。同社クラウド事業推進センターの米田旬所長は「これからの家電は生活のパートナーになる」と自信を示す。今後、対応する家電製品を増やす方針だ。
東芝は11月から始めるサービス「家電コンシェルジュ」を紹介。クラウドと連携し、スマートフォン(高機能携帯電話)で外出先から部屋の温度を確認してエアコンを操作したり、冷蔵庫内の写真を見て食材の重複買いを防いだりできる。
三菱電機が開発したHEMSの制御機器は、対応するエアコンや給湯機、冷蔵庫などを無線で接続。タブレット端末で使用電力を「見える化」し、設定した電気代に抑えるように各製品を自動で節電運転させる。
電気料金の値上げや再生エネルギーの普及が進む中、IT技術を活用し、家電単品だけではなく、住宅の中の複数の家電を制御する技術が主流になりそうだ。