カルシウムは高齢者や育ち盛りの子どもの骨の健康に欠かせないが、これまでは牛乳やヨーグルトなどが中心だった。パンの商品化も検討されたが、パンの発酵を阻害し、ふわふわ感が損なわれたり、ざらざらとした食感が残る欠点があった。

　伊藤忠は炭酸カルシウムの有力メーカーである白石カルシウムが開発した製パン専用のカルシウム材料を調達。コンビニ両社に販売し、それぞれと共同開発に近い形で、ふっくら感があるパンを商品化した。

　ファミリーマートは「ふんわりミルクブレッド」（税込み１１０円）など２商品を、サークルＫサンクスは、「熟成たまご蒸しケーキ」（同１０５円）など２商品を一部地域を除き全国で発売する。

　厚生労働省が旗を振る、生活習慣病の予防を目的とした「スマートライフプロジェクト」にも参加し、ロゴをつけて販売しする。